鐵 路 の 記 憶# 504 大井川鉄道 2014 Vol.1

# 504 大井川鉄道 2014 Vol.1

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一見、CGにも見えますが、いえいえ実車版、超リアルな「機関車トーマス」です。もちろん細かいところでは本物とはかなり違っているものの、よくもまぁ、ここまで改造したものです。

7月12日より運行を開始したばかりの機関車トーマスに改造された「C11-227号機」。事前にネット等でその姿は確認していましたが、撮影地でファインダー越しに見ていると思わず笑っちゃうくらい”超リアル”でした!付け刃的ないい加減な作りではなく、ここまで忠実に再現するとは…、いやはや大したものです!!

トーマスの他に千頭駅構内にはトーマスの友達「ヒロ」が駐機されており、千頭駅で転車したのち、2両が並ぶそうです。時間的にこの日は千頭駅まで行けませんでしたが、是非にも2両が並んだ様子を撮影してみたいものです。

この大井川鉄道…、今年の3月26日に行われたダイヤ改正で大幅に減便しました。特に昼間の時間帯にそのしわ寄せがきており、繁忙期には「臨時電車急行」なるものを運行していますが、閑散期はホント本数が少なくなってしまいました。

大井川鉄道の収入の9割がSL関係、普通列車関係は1割程度。地元新聞には本線の普通列車はとにかくお客が乗らない…、不採算部門とまで表現されていたそうです。がらがらに空いていることが珍しくなく、夜の時間帯に至っては2両編成の普通列車でお客が5人もいないことはざらだとか…。この普通列車の赤字部分を補てんするかのようにSLで圧倒的な収入を得ていたため、今まで極端に本数を減らすことなく運行することが出来てきました。

しかし、それも限界…。普通列車を運行させること=赤字を生み出す、これでは大井川鉄道の会社自体の存続も危うくなります。
不採算部門とまで言われている普通列車運行による恒常的な赤字経営が続く中、「苦渋の決断」として3月26日に実施されたダイヤ改正での大幅減便。利用実態に見合った運行本数と経営の改善を行うと言うものでした。大井川鉄道は、沿線の島田市と川根本町に対してもこのような状況であることを報告した上で、経営的な支援を要請したそうです。両市町とも前向きな考えのようで「公共交通としての大井川鉄道」を存続させるために今後の在り方を議論する協議会を設置したそうです。

しかし、運行本数を減らすと「負のスパイラル」に陥ってしまい、ますます利便性が低下するのではないか…、なんて思っちゃいます。本数が少ない→ジャストタイムに列車が無い事による利便性の低下→地元住民が使わない→次のダイヤ改正でまた減便…、を繰り返すことになるのではないか…なんて思っちゃいますが、会社存続と言う根幹部分での問題にまで発展してしまっているので、現時点での減便はやむなしなのかもしれません。

それだけ経営的に厳しい状況が続いている大井川鉄道に登場した「機関車トーマス」。この日は7両編成でしたが、車内はちびっこ達で溢れかえり満席状態。収入の9割近くがSL関係というのも納得です。そりゃ、トーマスに引っ張ってもらえるならちびっこ達に人気が出るのも頷けますし、ちびっこならずとも大人でも是非乗ってみたいと思っちゃいます。個人的にも何かと思い入れの強い路線だけに、トーマスが大井川鉄道再起の起爆剤となってくれることを願うばかりです。


撮影地は
ここ


写真の詳細情報(Exif情報) 
   
 カメラ : 
Nikon D600 + MB-D14 
 レンズ : AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED 
 焦点距離 : 70mm 
 絞り値 : 
f/6.3 
 シャッター : 1/400秒 
 撮影解像度 : 6016×4016 FX 
 ISO感度 : 160 
 測光モード : Multi 
 露出補正 : ±0
 露出モード : Manual


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